【季節の掲示板-2026/04】おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし

おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし

栄華をきわめた平氏一門も、源氏の挙兵によってもろく滅び去っていく。

平家物語の序段

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり、

沙羅双樹の花の色、

盛者必衰のことわりをあらわす、

おごれる人も久しからず、

ただ春の夜の夢のごとし、

猛きものもついには滅びぬ

ひとえに風のまえの塵におなじ

琵琶法師によってひき語られるこのフレーズの底には、「無常」「無我」という仏教思想が色濃く反映されています。

「自分ファースト」「力による正義」がまかり通る世の中になりましたが、それこそおごれる人も久しからずではないでしょうか。

聖徳太子のまつりごとにみられる、敵を作らない「和をなす文明」が希求されます。

合掌